2018年8月7日午後、海南国際仲裁院北京事務所の看板掲示式及び「仲裁裁決が取り下げられた事例の精密分析」シンポジウムが北京で開催された。海南仲裁委員会仲裁員、北京市高朋弁護士事務所創設パートナーの張峥弁護士が招待されて出席し、発言した。

今回の会議では、海南国際仲裁院北京事務所が正式に発足し、事務所の各作業グループ全員が登場し、発言した。海南国際仲裁院院長の施文氏は海南国際仲裁院の看板及び今後の運行に関する状況を紹介した。その後行われた「仲裁判断の取り下げ事例の精密分析」シンポジウムでは、張峥弁護士ら5人の専門家（本書の執筆に参加した執筆者でもある）が招待され、事例の共有が行われた。

張峥弁護士は発言の際、まず「仲裁裁決が取り下げられた事例の精密分析」に収録されている仲裁員の情報開示違反による法定手続き違反により取り下げられた事例とその作成されたコメントの観点を紹介した。その後、張弁護士はまた「実務の角度から仲裁司法監督を語る」と題して、在席聴衆のために司法機関が仲裁を監督する権力の境界を詳しく整理し、「仲裁司法監督の最適化空間」、「事前仲裁が有効かどうか」などの紛争比較集の問題と結びつけて自分の観点を述べた。張峥弁護士の分かち合いと発言は会議に参加した仲裁員の一致した承認を得た。

注：

1、2018年7月29日、海南仲裁委員会は正式に「海南国際仲裁院」を設立した。

2、2018年6月、海南仲裁委員会組織が編纂した『仲裁裁決が取り下げられた事例の精密分析』という本は法律出版社から出版された。張峥弁護士は同書の副編集長の一人であり、張峥弁護士、劉鵬弁護士が書いた「事件外の人を当事者として追加しなかったため仲裁判断が取り消された」、「仲裁員の情報開示違反による仲裁判断が取り消された」の2つの判例評価が同書に収録されている。